オールセラミックス修復物の最終的な審美性は、支台歯、修復物、セメントのシェードの相互作用によって決まります。高い審美性を持つ修復物製作において、支台歯色が最終的な色調に与える影響は無視できません。特に変色歯や築造コアでは、これは最も重要です。
IPS e.max シェード選択 ホイールは、以下を基準として適切なブロック・インゴットの選択を補助します。
• 希望するシェード
• 支台歯のシェード
最終的に希望するシェード(A-Dシェードガイドを使用)が赤いバーに表示されるまで、ホイールに沿ってタブ1を動かします。
支台歯のシェード(IPS ナチュラル ダイマテリアル シェードガイドを使用)が赤いバーに表示されるまで、ホイールに沿ってタブ2を動かします。
適切なブロック・インゴットが表示されます。
注意点:
透明度(例:HT、LT)は症例や製作方法(ステイニング、カットバック、レイヤリング テクニック)に従って選択します。
主にエナメル質の修復(例:ベニア、インレー)をする小さな修復物には、透明度が高い材料をお勧めします。
厚みのある修復物では、透明度が低い材料を使用することで、修復物が暗くなるのを避けることができます。
これは形成ガイドや修復物の必要最低限の厚みにも関連性があります。